PancakeSwap、OrbsによるdLIMIT & dTWAPを統合

Orbs Japan
Apr 11, 2024

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最先端のマルチチェーンDEXであるPancakeSwapは、Orbsによる dLimitdTWAPプロトコルを統合しました!

その結果、 PancakeSwapのトレーダーはこれら高度な注文にアクセスできるようになり、注文の価格を保証したり、大きな注文を小さな取引に分割することが可能になります。この開発は、QuickSwap、SpookySwap、Thenaなどを含む他の著名なDEXとの統合の成功に続くものです。各統合により、dLIMITとdTWAPは、DeFiイノベーションの市場リーダーとしてのOrbsの地位をさらに強固にし、Orbsの新しいレイヤー3テクノロジーがスマートコントラクト技術の限界を押し広げることを示しています。

dLIMITとdTWAPは、Orbsプロジェクトによって開発され、Orbsネットワークによって駆動する、完全に分散化された、パーミッションレスで、組合せ可能なDeFiプロトコルです。 PancakeSwapのトレーダーは、追加費用なしでこれらの高度な注文にアクセスできるようになります。さらに、dLIMITに加えて、PancakeSwapはOrbsによる分散型加重平均価格注文(dTWAP)も統合し、この一般的に使用されるアルゴリズム取引戦略の実行を可能にします。

Orbsは、PoSのパーミッションレスのバリデーターによって運営される分散型プロトコルで、TVL数千万ドル相当がステークされています。L3インフラ・ストラクチャのパイオニアであり、Orbs分散型ネットワークを活用して既存のEVMスマートコントラクトの機能を強化し、Web 3.0、DeFi、NFT、GameFiに新しい可能性を開きます。

プロ並みのDeFiトレード

過去1週間で、PancakeSwapは本ブログ執筆時点で59億ドルの取引量をサポートしました。dLIMITとdTWAPはDEXの現在のオファリングを拡張し、プロジェクトが取引量を増加させるための新たな道を開く可能性を持っています。

基本的な用語を説明すると、指値注文(リミットオーダー)はユーザーが指定した価格かそれ以上でトークンを売買することを可能にします。指定された価格は保証されますが、注文の執行は保証されておらず、価格の動きに左右されます。指値注文は、市場価格が注文条件を満たした場合にのみ執行されます。

それに対し、TWAP注文はアルゴリズム取引戦略であり、大きな注文を小分けにし、時間をかけて執行することで、市場への影響を軽減することを目的としています。より小さな注文を執行することで、この方法では価格への影響を軽減し、トレーダーが特定の期間にわたって様々な資産を段階的に取得することを可能にします。DeFiでは、プールのリバランスに時間がかかるため、これは特に有効です。

PancakeSwapのトレーダーは、分散化を犠牲にすることなく、これらの従来の金融での注文の両方を利用できるようになりました。

dLIMITとdTWAP注文の設定

PancakeSwapでdLIMITの「swap」に切り替えると、わかりやすいユーザー・インターフェースに過去の取引を追跡するための注文履歴タブが表示されます。

dLIMIT注文を実行する前に、トレーダーは以下を設定する必要があります:

  1. From: 現在お持ちのトークン
  2. To:スワップを希望するトークン
  3. Limit price:注文に含まれる取引の最低価格を設定。取引可能な市場価格が指値価格と同等かそれ以上の場合にのみ取引執行

dLIMITは現在の市場状況、価格、ガス料金を考慮するよう設計されています。パラメータが設定されると、ユーザーは特定のソース・トークンを承認し、注文を行い、「注文履歴」タブで注文をすぐに確認することができます。

dTWAPを実行する前には、さらに3つのパラメータを指定する必要があります:

  • インターバル数:ユーザーが個々の取引数を指定できます。UIは、注文全体を完了するために必要な取引の総数と、推定取引間隔を自動的に計算します。
  • 最大期間:すべてのdTWAP注文を構成する、個々の取引の総量が実行される可能性のある最大時間を設定します。
  • 取引間隔: 各個別取引間の時間間隔を設定します。ユーザーはこのパラメーターを編集することができ、その結果、対応する取引サイズと取引数が変更されます。

dLIMITと同様に、これらのパラメータは、市場の状況や現在のガス料金などを考慮し、各注文のカスタマイズに大きな柔軟性をもたらします。さらに、UIは、利用可能な市場価格ですべての取引を執行するdTWAP-market注文と、ユーザーが設定した制限価格内にある場合にのみ取引を執行するdTWAP-Limit注文の両方に対応しています。これらのパラメータを設定すると、ユーザーは特定のソース・トークンを承認し、注文を行い、指定した設定を確認することができます。

分散型取引所における取引ツールの概念を変える

OrbsのL3テクノロジーによるdLIMIT & dTWAPプロトコルは、DeFiにおける分散型アルゴリズム注文の業界ツールとなっています。「powered by Orbs」のブランドは、分散型取引所で高度な注文を実行する際の信頼の象徴となっています。

現在までに、このプロトコルは6つのチェーンにまたがる10の主要なDEXに実装され、4,000ドル以上が取引されています。

dTWAPとdLIMITプロトコルに関する詳細は、テレグラムのサポートグループにご参加ください。

PancakeSwapについて

PancakeSwapは、BNBチェーン、Ethereum、Aptos、Polygon zkEVM、Linea、zkSync Era、Base、Arbitrum One、opBNB上に構築された自動マーケットメーカー(AMM)モデルを採用した、業界をリードするマルチチェーン分散型取引所です。

2020年に立ち上げられたPancakeSwapは、低い取引手数料、高速な取引速度、ユーザーフレンドリーなプラットフォームで、暗号資産業界で最も人気のあるDEXの一つです。総取引量7000億ドル以上、ロックされた流動性のトータルは18億ドル以上を誇り、業界でトップのマルチチェーンDEXとなっています。

公式サイト: https://pancakeswap.finance/.

Orbsについて

Orbsは、PoSコンセンサスを活用した「レイヤー3」のパブリック・ブロックチェーン・インフラ・プロジェクトで、2017年から活動する、オンチェーン・イノベーションのパイオニアです。

階層化されたブロックチェーンスタックの一部として、L1/L2ソリューションとアプリケーション・レイヤーの間にある独立した実行レイヤーであり、スマートコントラクトの機能を強化し、dLIMITdTWAPLiquidity Hubなどのツールを提供しています。

30人以上の専門チームによって開発されており、テルアビブの他、ロンドン、ニューヨーク、東京、ソウルでもメンバーが活動しています。

日本語X:https://x.com/JapanOrbs/

日本語公式サイト:https://www.orbs.com/jp/

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