DeFi入門パート2
動画要約:Orbs技術チームリーダーTal Kolより
こちらは、Talによる2本のDeFi入門動画のパート2の要約です。この翻訳がみなさまがDeFiを理解するために、お役に立てれば幸いです。
パート2ではDeFiについて市場概況を説明します。
初めに、DeFiとはDecentralized Financeの略です。日本語では、分散型ファイナンスと訳されています。ファイナンスの歴史は古く、特に法人金融は取引所、オンライン株式トレード、外為、貸出、 保険など、たくさんの分野があります。それを全て分散型にしようというのが、今日の市場の動きで、Web3.0と言われるDappsのブームとは違い、実際にユーザーが ついているのが魅力です。
私自身たくさんのリサーチをし、 これは一時的ブームではなく、市場としての成長が見込める分野だと確信しています。
DEFI PULSEというサイトは使ったことがありますか?ない場合、ぜひ使ってみていただきたいと思います。
coinmarketcap.comのような市場価値を示すものとは違い、どれだけ トークンがロックされているかをランキング化しているサイトです。
TelegramやWhatsappのように中央集権型の企業が自社で勝手に利用量を公表するのとは違い、このリストにあるプロジェクトは実際に使われていることを示す信頼できるデータです。
Total Value Lockedは市場価値ではなく、どのくらいのユーザーが実際に使っているかを示す値です。
UNISWAPプロジェクトはUNISWAPトークンを発行しています。ここで示されている数字は、このプロジェクトで同トークンがBTCやETHのペアとしてどのくらいロックされているかで、UNISWAPの市場価値を示すものではないです。
ここからは、上位ランクのプロジェクトを解説します。
1位のMakerはステーブルトークンのDAIです。金融商品を 保護するために使われる トークンです。
2位のAavaと3位のCompoundは ETHを担保に他の トークンを借り受けるものです。信頼性が高いETHを使いリスクヘッジができるのが特徴です。
4–6位は全て分散型取引所です。 Curve Financeはステーブルトークンの取引所で、 UNISWAPとSushiSwapはETH とペアでトレードできるものです。
7位のSynbtheticはアセット・プラットフォームです。
UNISWSPを実例にもう少し詳細を説明します。$4.2B が預かられています。24時間で$1Bの取引がされているのは中央集権型の人気取引所よりも高いトレード量になっています。
DeFiは一時のブームではないことを 裏付ける情報が2020年後半のUNISWAPの利用高から見ることができます。同取引所で一番人気はETH-BTCで一般的な中央集権型取引所と同じです。
では、UNISWAPの利便性とは何でしょうか?
それは取引スピードが早いわけでも、手数料が低いわけでも(Binanceは約0.2%、UNISWAPは約0.3%)、流動性が高いわけでも(Binanceの方が高い)ありません。
ではなぜBinanceよりも人気になっているのか?。
唯一の違いは”分散型”であることです。
Binanceよりも多少高い取引手数料を払ってでも、取引の透明性を担保したいとうニーズが増えているということです。
UNISWAPの人気からも分かるように、DeFiは一過性のものではなく、透明性を重要視する市場の動きが高まっているということです。
金融市場において、特にヘッジファンドがDeFiに興味を示しています。これまで仮想通貨に投資をする人は、投資に興味がある個人や小規模組織が多かったのですが、最近は金融業に関わる法人も参加してきています。
今は銀行利息が低く、高くても0.5%くらいです。ファンドが10–20%のリターンを上げるためには、銀行利息ではなく、Tesla株などリスクが高いものへの投資が必要になります。
しかし、次のサイトのステーブルトークンのリターンを見てみると、USDCのトレードで27.3%のリターンが得られることが分かります。https://harvest.finance/
リスクが低く且つ高リターンを求めて、ファンドがDeFiの世界に投資をし始めています。
OrbsはDeFi領域への参入は大きなチャンスだととらえています。
今後、OrbsがDeFi領域でどのように活動していくかは、次の動画でお話しをする予定です。
動画が長くなりましたので、今回はここで終わりにします。
それではまたお会いしましょう!
-Tal
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